座りっぱなしが腰を壊す理由
2026年02月5日

― ビジネスマンの腰痛を医学的に考える ―
「一日中座って仕事をしているだけなのに、腰が痛くなる」
こうした悩みを抱えているビジネスマンは少なくありません。
腰痛というと、
「運動不足だから」
「年齢のせい」
「筋肉が弱っているから」
と思われがちですが、医学的に見ると**“座り続けること自体”が腰に大きな負担をかける行為**であることが分かっています。
なぜ座っていると腰が痛くなるのか
立っている姿勢と比べて、実は座っている姿勢のほうが腰椎(腰の骨)への圧力は高いとされています。
特にデスクワークでは、
- 骨盤が後ろに倒れる
- 背中が丸くなる
- 頭が前に出る
といった姿勢になりやすく、この状態が長時間続きます。
骨盤が後傾すると、本来クッションの役割を果たす椎間板に圧力が集中し、腰椎の一部だけが無理に働く形になります。
これが「何もしていないのに腰が重い」「夕方になると腰がつらい」といった症状につながります。
ビジネスマンに多い腰痛の特徴
現場でよく見られるビジネスマンの腰痛には、いくつか共通点があります。
- 朝はそこまで痛くない
- 仕事が長引くほど腰が重くなる
- 立ち上がる瞬間に違和感がある
- マッサージをすると一時的に楽だが、すぐ戻る
これらは、筋肉だけでなく関節や姿勢の問題が関与しているサインであることが多いです。

現代人特有の問題点
近年、腰痛が増えている背景には、働き方の変化があります。
● 長時間同じ姿勢が続く
会議、PC作業、スマートフォン操作などにより、体を動かす機会が極端に減っています。
● 作業環境が体に合っていない
椅子の高さやモニター位置が合っておらず、無意識のうちに腰に負担のかかる姿勢をとっているケースも少なくありません。
● 運動不足による支える力の低下
腹筋やお尻の筋肉など、姿勢を支える筋肉が十分に使われないことで、腰椎への負担が増します。
なぜ「揉んでも治らない腰痛」が多いのか
腰痛があると、まず筋肉をほぐそうとする方が多いと思います。
確かに筋肉の緊張を緩めることで、一時的に楽になることはあります。
しかし、腰痛の背景に
- 骨盤や腰椎の動きの悪さ
- 胸椎や股関節の硬さ
- 座り姿勢による負荷の偏り
がある場合、筋肉だけをケアしても原因は残ったままになります。
そのため「その時は楽だが、仕事をするとまた痛む」という状態を繰り返しやすくなります。
カイロプラクティックが腰痛に対して有用と考えられる理由
ビジネスマンの腰痛では、腰だけを見るのでは不十分なケースが多くあります。
カイロプラクティックでは、
- 腰椎
- 骨盤
- 胸椎
- 股関節
といった、腰の負担に関わる部位の動きや連動性を重視します。
本来、これらの関節がバランスよく動くことで、腰への負担は分散されます。
しかし座りっぱなしの生活では、この連動が崩れ、腰だけが頑張り続ける状態になりやすくなります。
関節の動きや姿勢を見直すことで、腰に集中していた負担を減らすことが、腰痛対策の一つの考え方になります。

腰痛を放置するとどうなるのか
腰の違和感を我慢し続けると、
- 慢性的な腰痛
- ぎっくり腰を繰り返す
- 坐骨神経痛のような症状
- 集中力や作業効率の低下
につながることがあります。
「痛み止めを飲めば何とかなる」
「休めば治るだろう」
と放置してしまうと、回復に時間がかかるケースも少なくありません。
まとめ
ビジネスマンの腰痛は、単なる筋肉疲労ではなく、
長時間座り続ける働き方そのものが大きく関与しています。
- 座り姿勢
- 関節の動き
- 作業環境
- 体の使い方
これらを見直すことが、腰痛を繰り返さないためのポイントです。
「座っていると腰がつらい」
「マッサージしてもすぐ戻る」
そんな方は、一度体の状態を客観的に見直してみることをおすすめします。


