ランニング中に脛(すね)が痛い方へ

2026年04月20日

港区周辺はランニング環境が整っており、皇居や芝公園周辺を走る方も多くいらっしゃいます。
その一方で、「走るとすねの内側が痛い」という相談も増えています。

この症状は「シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)」の可能性があります。

シンスプリントとはどのような状態か

シンスプリントは、脛骨(すねの骨)の内側に付着する筋肉が繰り返し引っ張られることで、骨膜に炎症が起こる状態です。

主に関与する筋肉は次の通りです。

・後脛骨筋
・ヒラメ筋
・長趾屈筋

これらの筋が走行中に繰り返し収縮することで、脛骨内側にストレスが集中します。

港区ランナーに多い背景

港区で走るランナーには、特有の環境要因もあります。

・アスファルト中心の路面
・硬い路面での長距離走
・仕事後の夜ラン(疲労状態での走行)
・急な走行距離の増加

特にビジネスマンランナーでは、

・デスクワークによる股関節の硬さ
・足関節の可動域低下
・体幹機能の低下

が重なり、下腿への負担が増えやすくなります。

シンスプリントが起こるメカニズム

シンスプリントは単なる「使いすぎ」ではなく、負荷のかかり方の問題が大きく関与します。

主な要因は次の通りです。

・足部の回内(オーバープロネーション)
・股関節の機能低下
・衝撃吸収の低下
・筋の柔軟性低下

これにより、脛骨内側に繰り返しストレスがかかり、炎症が起こります。

放置するとどうなるか

初期は「走ると痛いが休めば治る」程度ですが、放置すると次のような状態に進行します。

・安静時にも違和感が出る
・走り始めから痛い
・痛みの範囲が広がる
・疲労骨折へ進行するリスク

早期の対応が非常に重要です。

治療で重要なポイント

シンスプリントの改善では、単に休むだけでは不十分なことが多いです。

重要なのは以下のポイントです。

・炎症のコントロール
・下腿筋の負担軽減
・足部・股関節の機能改善
・ランニングフォームの見直し

痛みが引いても、負担の原因が残っていれば再発しやすくなります。

体外衝撃波の有効性

当院ではシンスプリントに対して体外衝撃波(拡散型)を使用しています。

体外衝撃波は、患部に物理的刺激を与えることで

・血流の改善
・組織修復の促進
・疼痛の軽減

を目的として用いられます。

特に慢性化したシンスプリントでは、
自然回復だけでは改善しにくいケースも多く、
回復を促進する選択肢の一つとして活用されています。

当院のアプローチ

当院では、シンスプリントに対して次の点を評価します。

・痛みの部位と範囲
・足関節の可動性
・股関節の動き
・体幹機能
・ランニング時の負荷のかかり方

そのうえで、

・体外衝撃波による局所アプローチ
・関節機能の調整
・動作改善
・段階的な復帰プログラム

を組み合わせて対応します。

まとめ

シンスプリントは、単なる使いすぎではなく、
体の使い方や環境が重なって起こる障害です。

特に港区のようにランニング環境が整っている地域では、運動量が増えることで発症リスクも高くなります。

・走るとすねが痛い
・最近距離を増やした
・同じ場所に違和感が続く

こうした場合は、早めに状態を確認することが重要です。

ugook整骨院【浜松町・大門・芝公園】

院長:佐々木

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