暖かくなる季節に増える肉離れ
2026年03月11日
発生の背景と正しい対処
春から初夏にかけて、スポーツ現場では肉離れが増える傾向があります。
気温が上がると体が動きやすくなり、運動量が一気に増えるためです。
「久しぶりに運動したら太ももを痛めた」
「ダッシュした瞬間にふくらはぎに激痛が走った」
こうしたケースは、この時期によく見られます。
肉離れとはどのようなケガか
肉離れは、筋肉が急激に伸ばされた際に筋線維が部分的に断裂するケガです。
特に発生しやすい筋肉は次の通りです。
・ハムストリングス(太もも裏)
・腓腹筋(ふくらはぎ)
・大腿四頭筋(太もも前)
これらは瞬発的な力を発揮する筋肉であり、ダッシュやジャンプ、急な方向転換で発生しやすくなります。

暖かい季節に肉離れが増える理由
春は運動を再開する人が増える時期ですが、体はまだ十分に準備ができていないことがあります。
主な背景として次の要素が考えられます。
・冬の運動不足による筋力低下
・柔軟性の低下
・急な運動量の増加
・ウォーミングアップ不足
気温が上がると体は動きやすく感じますが、筋肉や腱のコンディションが整っていない状態で急に強い負荷がかかると、肉離れのリスクが高くなります。
肉離れが起こるメカニズム
肉離れは筋肉が収縮しながら引き伸ばされる動きで起こることが多いです。
例えば次のような動作です。
・ダッシュの蹴り出し
・ジャンプの着地
・急停止
これらの動作では筋肉に強い張力がかかり、筋線維の一部が耐えきれず断裂が起こります。
発生直後に重要な対応
肉離れが起きた直後は、初期対応が回復期間に大きく影響します。
重要なのは次のポイントです。
・安静
・冷却
・圧迫
・患部の保護
無理に動かしたり、すぐにストレッチを行うと出血が広がり、回復が遅れることがあります。
肉離れは「治りかけ」が一番危険
痛みが落ち着いてくると、運動を再開したくなる方が多いですが、この段階が最も再発しやすい時期です。
筋肉は修復途中であり、完全に強度が戻っていないためです。
この時期に無理をすると次の問題につながることがあります。
・再断裂
・慢性的な張り
・パフォーマンス低下
当院が重視していること
肉離れの治療では次の点を評価します。
・損傷部位
・損傷の程度
・出血や腫れの状態
・関節の動き
・周囲筋のバランス
そのうえで段階的に進めます。
・炎症のコントロール
・可動域回復
・筋機能の再教育
・段階的な運動復帰
まとめ
暖かくなる季節は、運動を始める方が増える一方で肉離れも増えやすい時期です。
特に次のような状況では注意が必要です。
・久しぶりの運動
・急な運動強度の増加
・準備運動不足
運動中に違和感を感じた場合は無理をせず、早めに状態を確認することが大切です。
ugook整骨院【浜松町・大門・芝公園】:佐々木


