ぎっくり腰はなぜ繰り返すのか(関節原性筋抑制とは)
2026年03月31日

なぜ筋肉がうまく使えなくなるのか
ぎっくり腰後の回復を妨げる大きな要因の一つが
**関節原性筋抑制(AMI)**です。
これは臨床的にも非常に重要な概念です。
関節原性筋抑制のメカニズム
関節に炎症やストレスが加わると、
関節内の受容器(メカノレセプター)が異常な信号を発します。
その結果、
・筋への神経出力が低下する
・本来働くべき筋が活動しない
・代償的に他の筋が過剰に働く
という状態が起こります。
腰部で起こる具体的な変化
特に影響を受けやすい筋は次の通りです。
・多裂筋
・腹横筋
・深部体幹筋
これらは姿勢を安定させる重要な筋ですが、
抑制されることで次の問題が起こります。
・体幹の安定性低下
・腰椎への直接的な負担増加
・動作時のブレ
「力を入れているのに効いていない」状態
AMIが起きていると、
・力を入れているつもりでも入っていない
・腹圧がうまく作れない
・姿勢が維持できない
といった状態になります。
これは単なる筋力低下ではなく、
神経系の制御の問題です。
なぜ再発につながるのか
筋肉が適切に働かない状態では、
関節や靱帯に直接負担がかかります。
その結果、
・同じ動きで再発
・軽い負荷でも痛み
・慢性的な不安定感
につながります。
第2回まとめ
ぎっくり腰後は、
筋肉が使えない状態が続いている可能性があることが重要です。
次回は、この状態が慢性痛へつながるメカニズムと、
リハビリの考え方について解説します。
ugook整骨院【浜松町・大門・芝公園】
院長:佐々木


